働き方を考える

働き方を考える

せっかく働き始めた職場であっても、さまざまな事情で辞めなければならないときがあるかもしれません。 そんなときはなるべく円満に退職したいもの。そのために、退職の流れや退職に伴う手続きを紹介します。

求人情報の探し方

就職をめざして「求人情報」を探す場合、まずは都道府県看護協会が運営するナースセンターに相談してみましょう。プラチナナース専門の求人・求職相談窓口を設けているところもあります。また、雇用保険の給付の手続きをかねてハローワークで求人情報を探すことができます。 今まで培った人脈やネットワークから、仕事についての情報が提供されることもあります。また、お住まいの自治体の広報媒体(広報誌、ホームページ等)からも、情報を得ることができます。 これ以外にもWebサイト等を活用した検索方法もありますので、自分の探しやすい方法で情報収集を行いましょう。


自身の体力・ 健康状態を踏まえた働き方

自分自身の心身の健康状態や体力をしっかりと把握して、余裕を持って過ごせる働き方を選ぶことが大切です。今の自分に合わせた働く時間の長さ、働く時間帯、働く日数等を考えることから始めましょう。体力や健康状態だけでなく、家庭の事情、仕事以外の活動等、様々な事情で働き方の調整が必要であれば、職場に相談し、交渉していくことも大切です。


●プラチナナースのための「働き方の希望」チェックリスト

チェックリスト

自身の能力・ 経験を踏まえた業務内容と役割

労働科学分野の研究によると、加齢に伴い身体機能が低下してきても、長年培った知識や技術は熟練を形成し、使い続けることで維持されるとされています。プラチナナースとして働くには、あなたの能力・経験を踏まえて、あなたが「実践したい看護」を、職場で期待される「役割」に照らして実現します。職場で求められる業務と組織内での役割について、 十分話し合っておくことが大切です。 また、定年退職後も同じ職場で働き続ける場合、今まで部下だった人が上司になる等、仕事がやりにくいと感じたり、経験豊富であるがゆえに、つい若い世代の仕事のやり方に口出ししてしまうことで、職場の雰囲気がぎくしゃくしてしまうといったことがあるかもしれません。自分とは違う世代の価値観や、やり方の違いを楽しむ余裕を身に付ける等、新たな人間関係を築き、みんなが気持ちよく仕事ができる職場環境づくりに貢献できるスキルも、プラチナナースにとって大切です。


加齢に伴う身体・精神機能の状況の5原則

  1. 生理的機能(特に、視力・聴力等の感覚機能、バランス能力等)は早い時期から低下が始まる。
  2. 筋力は、腕を上にあげた身体で見ると、身体の下部から、まず脚力の低下で始まり、手の指先の筋力低下は最も遅い。
  3. 訓練によって得た能力(知識・技能)は、長期間使用するほど維持できる。
  4. 4番目の段落テキスト経験と技能の蓄積は、熟練を構成し、より高度で複合的な作業能力を生む。
  5. 中高年期以降は、身体・精神機能の個人差が拡大する。

引用:エイジアクション100(中央労働災害防止協会・2021年)資料編「Ⅶ 加齢に伴う身体・精神機能の状況」


コラム➀
[働き始めるときに確認したいこと]
 雇用形態(正規職員、非常勤職員、その他)、雇用契約期間と契約更新の上限(回数や年齢上限)、勤務形態(就業時間、勤務日数、夜勤の有無等)、給与規定(基本給・手当・賞与等)を確認します。 具体的な業務内容や期待されている役割等について説明を受けましょう。希望している働き方で受け取れる給与額(見込み)や、その場合の社会保険(健康保険、雇用保険、年金保険)の適用についても確認しましょう。 コラム②の定年後就業継続をする場合も含めて、新たに雇用契約を締結することになりますので、労働条件の詳細を記した「労働条件通知書」を受け取ります。

コラム②
[職場から定年後就業継続制度の説明がありましたか?]
 定年まで勤めた職場で働き続ける場合にも、コラム➀で説明した内容を確認してください。法令で65歳までの雇用確保が義務付けられていますので、職場は「定年廃止」「定年延長」「定年後再雇用」のいずれかの定年後就業継続制度を設けています。定年延長・再雇用制度が適用されている場合は、雇用年齢の上限を確認します。さらに、定年までと比べた業務内容の変更や、期待されている役割等についても説明を受けましょう。継続雇用は職員にとって「義務」ではありませんので、条件が折り合わなければ前向きに他の選択をしましょう。