プラチナナースが安全・安心に働くために

安全に働ける職場環境
プラチナナースが働き続けるためには、身体や生活への負荷を減らすことが大切になってきます。一般に加齢に伴って、体力や視力・聴力を含めた様々な身体機能には徐々に衰えが感じられるようになります。プラチナナースが能力を活かして力を発揮し続けるには、身体の状況や生活に合わせて仕事の内容や進め方、職場環境を調整することが大切です。 職場の側には、プラチナナース世代が安全に、健康で働ける環境整備が求められます。近年、高年齢労働者の就業が増える一方で、労働災害も増加傾向にあるため、高年齢労働者の就業上の安全確保については、厚生労働省が指針(「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」)を示しています。 プラチナナースが安全に働き続けることができるよう、施設、設備、装備等の改善を検討し、必要な具体策として、以下が挙げられます。 照度の確保、段差の解消、明暗順応に配慮した照明、書類やDVD画面上の文字サイズの拡大、業務用表示・掲示物等を見えやすくする、滑りやすい床・マットの撤去、 健康の維持・増進の支援と健康状態の確認等 また、プラチナナースが安心して看護が提供できるように、業務をマネジメントすることは大切です。例えば、以下のようなマネジメントが挙げられます。 手技の確認(定期的・自主的な機会を設ける/不安があれば当該手技の担当を交代する)、こまめな健康状態の確認、ストレスチェック制度の活用、記憶力・注意力レベルの確認と客観的な評価、プラチナナースからの相談対応とコンサルテーション等
安心して働ける柔軟な働き方
プラチナナースが安心して健康に働き続けるには、多様で柔軟な働き方の選択ができることが大切です。 体力や健康状態、家庭の事情、仕事以外の活動のため等、様々な事情で働き方の調整が必要になります。近年、傷病を抱え治療が必要な傷病を抱えた労働者が、治療を受けながら就労を継続できるよう、治療と仕事の両立のために必要となる一定の就業上の措置や治療に対する配慮を行う等、労働者の健康に配慮した職業生活を支援する制度も整備されつつあります。こうした制度をうまく活用することも一つのポイントです。 プラチナナースとして働き始める際に、必要に応じて調整するほか、定期的な働き方の見直しや、働き方についていつでも相談できる仕組みがあると安心です。 職場の側も、プラチナナースの負担軽減に向けて、1日の勤務を短くする(短時間勤務)、勤務日数を減らす(短日数・隔日の勤務)、夜勤をするかしないか、する場合はその回数等、働き方が選択できる制度の整備を進めましょう。
| 労働時間 | 1日の勤務時間を短くする(短時間勤務) 週の勤務日数を少なくする(短日勤務) 夜勤を免除、または回数を減らす 時間外勤務を免除する 特定の時間帯(早朝・夕方等)に勤務するかどうかを選べる 特定の曜日(土日・祝日等)に勤務するかどうかを選べる | ||
| 業務の内容 | 身体的負荷のある業務(耐荷重、長時間の立ち仕事、VDT作業等)の免除 細かな、あるいは複雑な手技を伴う処置・作業等の免除 | ||
| 責任の程度 | 役職を解く若年・中年層のサポートやバックアップを担う | ||
| その他 | 通勤時間の短い職場・部署に異動 | ||
| 実施割合 | 実施割合 | ||
|---|---|---|---|
| 短時間勤務 | 28.1% | 宿日直の減免 | 9.3% | 短日数勤務 | 31.0% | 夜勤業務の見直し | 3.1% | 夜勤の免除 | 42.0% | その他 | 13.3% | 夜勤の回数を減らす | 44.8% |
出典:「病院看護実態調査」(日本看護協会・2019年)
