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モデル事業活動報告:神奈川県看護協会
3月8日月曜日
10:00〜12:00 セカンドキャリア活動の実際
−地域での感染講話「感染防止」−
講師:(株)SRL 感染サポート部 砂金悟
砂金さん画像 院内感染防止サポートに実績を持つ医療関連メーカーの方を講師に迎え、保育園や福祉施設等での「手洗い、うがい」方法についてお話しをうかがいました。
 
【講義の概要】
1.手洗いの重要性と方法
感染予防に最も重要だと言われている「手洗い」であるが、正しい手洗いが守られていないのが現状である。今までの衛生教育では、「咳やクシャミをする時には手を口にそえなさい」と厳しく躾けられる。しかし、その手をどうしなさいとまでは教えられてない。また外から帰ったら、食事の前には「手を洗いなさい」と教えられるが、どのように洗えば良いかどこに注意して洗えばよいかまでも教えてもらってないのが実情である。その結果、動機不在の独自手洗いが多くの人々に根付くことになっている。感染防止で重要な「手洗い」は、「感染経路の遮断」であり、それを効果的・効率的・継続的に実施させるには次のことが必要と考える。手洗いの意義(なぜ手を洗うのか)、タイミング(いつ洗うのか)、方法(どのように洗うのか)を体系立てて理解することが必要である。分かっていても、知っていてもなかなか定着しない手洗い。この遵守を広く社会に広めることが、これからの院内感染防止に強く結び付くこととなる。
2.地域での健康講和 −手洗いボランティアの実際−
これまで、保育園の園児、中学校の生徒を対象に、パワーポイント(当日は紙芝居にして配布)を用いて手洗いの方法について健康講和を実施している。事前に担任教諭と情報交換し、対象に合わせたプレゼンテーション内容を検討し、実施したところ、インフルエンザの罹患率が低下した施設があった。対象が理解できる言葉、興味を持てる教材を開発し、担任教諭と充分に相談した上で実施することが重要である。
 
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