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モデル事業活動報告
神奈川県看護協会
実施日: 平成15年3月1日(月)、8日(月)、15日(月)
場所: 神奈川県総合医療会館および県内協力施設(施設見学)
テーマ: 地域(まち)の看護職の人材活用システムの開発
対象: 40歳以上およびセカンドキャリアに興味のある看護職
定員: 100名

3月1日月曜日
9:30〜10:00 セカンドキャリアを生きる
講師:神奈川県看護協会会長 浅川明子
浅川さん画像 研修の開催に先立ち、この研修の目的と期待される効果について講義を行いました。
 
【講義の概要】
1.神奈川県看護協会の取り組み
神奈川では、OBからベテランのナースを対象とした研修メニューや集いの場への要望が高まり、2年前から研修を実施。そこから青少年健康教育出前講座へのボランティア派遣等の活動を立ち上げ実施している。こうした気運からもセカンドキャリア開発の必要性を感じている。
2.期待される看護職の活躍
 
神奈川県は一度も看護職が余剰している時代を経験しておらず、現在でもナースセンターへの求人数は4千名を超えている。看護職員の安定確保のためには、定年後においても、キャリアを活用するという考え方を喚起することが必要であり、これが実現されることによって看護の質・量の充実が図られる。
 
  3.セカンドキャリア開発支援研修開催の背景 
 
現在、FTA(自由貿易協定)により看護師等を含む専門・技術職に関して、外国人労働者への労働市場の開放が求められている。また、国内の生産年齢人口は減少傾向の一方、老年人口は増加していることから、定年後の看護職の活用が課題となっている。看護協会に寄せられる求人の相談には、施設管理者や顧問としての指導、学校での福祉関連教科担当等、豊かなキャリアを持つ人材を望むケースも少なくない。県行政の3本柱の一つとして取り上げられている、次世代育成支援対策推進法の普及活動にもセカンドキャリア世代への期待がかかっている。
   
  4.もう一度、見直してみよう人生80年時代を 
 
自身の経験を振り返ってみても60歳は老年期ではない。職業上の世界観をさらに広げる途上であり、それを実行していくだけのエネルギーもある。また、自分自身の若さと健康を保つためにも、適度に自分を使い続けることが大切である。以上の理由から、定年後の看護職の活躍に大いに期待をしている。
 
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